NACOM
RI式単位水量計
生コンの単位水量をリアルタイムに測定することで、製造工程管理が飛躍的に向上
簡単操作で単位水量を測定
既存の設備に取り付けることで、リアルタイムに自動測定(測定時間は15秒程度)します。また、全ての配合を同時に測定でき、急に単位水量が増減した場合は即座にフィードバックが可能です。
全バッチ測定することで、単位水量の変動も把握することが出来ます。
NACOM本体
単位水量測定原理
水素原子は他の原子よりも速中性子を熱中性子に変換させる能力が非常に大きい為、物質中に水素原子が多く存在するほど速中性子と衝突を繰り返します。この衝突によって(速中性子から)変換された熱中性子を検出することで、生コンの単位水量を測定します。
※ラジオアイソトープ(RI)とは
元素中で同じ陽子の数で中性子の数が異なるものをアイソトープ(isotope/同位体)と呼びます。アイソトープの中には放射線を放出して他の核種に変わるものがあり、他の核種に変わるアイソトープを、ラジオアイソトープ(RI/放射性同位体)と呼びます。この性質を計測に用いたのが「RI技術」です。
操作盤との連動
NACOMで測定した単位水量のデータをダイレクトに操作盤に送り、品質に問題がないか確認後、ミキサー車への積込指示を出します。
測定値の追従性を確認
仕 様
【測定方式】 | 中性子散乱型 |
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【測定範囲】 | 0~1000(kg/m ) |
【線 源】 | ステンレスカプセル密封 カリホルニウム252 1.11MBq |
【防 水 性】 | 防滴構造 |
【ガイド管】 | SUS-TP 50A(φ60.5) t=3.0mm |
【検 出 管】 | He比例計数管 |
【使用温度】 | 0℃~50℃(結露なきこと) |
【電 源】 | AC100V |
【本体重量】 | 1.3kg(検出プローブのみ) |
【本体寸法】 | φ34×L550mm(検出プローブのみ) |
機器の取り扱いについて
NACOMで使用される放射性同位体元素はステンレス製のカプセル内に密封されています。常に微量の放射線が放出されていますが、使用者が浴びる放射線量は1年間で1mSv以下。この数値は国が定める放射線の被ばく線量限度以下の数値であり、計器を正しくご使用いただく限り、使用者の健康を害する恐れはありません。